【為替/金融】「最近の円安は明らかに異常」--国際決済銀行(BIS)、『円キャリー取引』の自制求める [06/25]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ライトスタッフ◎φ ★
国際決済銀行(BIS)は24日発表した2006年度版の年報で、
「最近の円安は明らかに異常」として、低金利の円を借りて高金利の金融商品で運用する
「円キャリー取引」の自制を求めた。

年報は「キャリー取引の規模や為替相場に対する影響を評価するのは非常に難しい」としながらも、
「各種データが重要な役割を果たしていることを示唆している」とした。

円キャリー取引の急激な解消で為替相場が急激な円高に転じることにより、投資家が損失を被る
危険に注意する必要があるとした。

また、「(円安による)日本からの資金流出が世界の他の地域に好ましくない影響を及ぼしかねない」
と指摘した。

日本経済については「不良債権問題が改善を見せ、物価下落が続くデフレスパイラルの危険は
減少した」と分析している。そのうえで、日本経済の順調な回復や、日本からの資金流出などは、
日本銀行が利上げを継続する支援材料になるとの見方を示した。

◎ソース 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070624i214.htm