ニューヨークと欧州の証券取引所を運営するNYSEユーロネクスト<NYX><NYX>などに対し、
小口注文を電子的に執行するスーパーDOTシステムの取引にフロア取引よりも
不利な価格を提供していたとして、40億ドルの損害賠償を求める訴えが起こされた。
NYSEユーロネクストのほか、バンク・オブ・アメリカBAC.N>、ベアー・スターンズ<BSC>、
ゴールドマン・サックス<GS>、ラブランシュ<LAB>などスペシャリストの会社を運営する
金融機関も訴えられている。
原告はコネティカット州のシー・キャリアーズLPと子会社のシー・キャリアーズ・コープで、
マンハッタン連邦地裁に提出された訴状によると、両社はスーパーDOTシステムを通じて
数十億株の取引を行っていたが、NYSEユーロネクストおよびスペシャリストが共謀して
フロア取引を優先させたと訴えている。
訴状は、スーパーDOTシステムを通じた取引は、フロア取引に比べて常に不利に執行され、
株の売買が故意に操作されていたとしている。
NYSEユーロネクストおよびバンカメの広報担当者はコメントを控えた。
他の被告側の代表からは現時点でコメントが得られていない。
ソース
http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2007-06-05T104427Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-262818-1.html