マイクロソフト(株)と(株)レーベルゲートは28日、レーベルゲートが提供する音楽配信サービス
“mora win”(モーラ ウィン)に新機能を追加すると発表した。マイクロソフトが提供する
『Windows Media Player 11』(WMP11)向けに、配信サービス上での高速な楽曲検索機能や
音楽ファン向けSNS機能などを、9月下旬を目処に提供開始する。
mora winはレーベルゲートが提供する音楽配信サービスで、著作権保護(DRM)が施された
WMA(Windows Media Audio)形式の楽曲の有料配信を行なっている。WMA形式の音楽は
パソコン上で再生できるほか、DRM付きWMAの再生に対応した携帯オーディオプレーヤーや
携帯電話機、Windows Mobile 5/6搭載PDAなどで再生できる。WMV(Windows Media Video)形式
でのミュージックビデオ配信を行なう“mora winvideo”のサービスも行なわれている。
mora winはウェブブラウザーからアクセスできるだけでなく、Windows Vistaに搭載されている
WMP11の“おすすめオンラインストア”として、WMP11上から直接アクセスし、楽曲の試聴と
購入が行なえるようになっている(WMP11自体はWindows XP向けにも提供されている)。
今回の発表は両社の協業を拡大し、WMP11上でmora winのサービスを利用する際の
利便性を向上したり、新たなサービス提供を行なうことを主眼としている。
同日、東京都内にて開催された両社による発表会では、レーベルゲート代表取締役社長の
今野敏博氏により、新サービスの概要が説明された。今野氏は音楽もまたテクノロジーの
発展にともない進化してきたとの持論を、「エレキギターの誕生によりロックが生まれた」などの
例を挙げて説明。また、2006年は音楽配信の売上がシングルCD売上を上回ったという
(社)日本レコード協会の発表を取り上げ、2006年は有料配信にとって
大きなエポックとなったとの見方を示した。
WMP11とmora winの連携で提供される新サービスは、以下のようなものが挙げられている。
・WMP11の“Word Wheel”(ワードホイール)機能を活用したオンラインでの楽曲検索、
お勧め曲の表示機能
・(株)J-WAVEのインターネットラジオ“Brandnew-J”と連動
・mora winでのビデオ配信で、ミュージックビデオ以外にアニメなどを配信
・音楽ファン向けSNS“PLAYLOG”で、WMP11で再生した音楽の履歴をブログ上に表示
・“Windows Media Center”上でアプリケーションやオンラインサービスを利用する機能
“メディアオンライン”への対応
今野氏はこの中でも、楽曲検索やお勧め曲表示などを中心に説明した。Word Wheel機能を
使った検索機能では、WMP11でmora winに接続した際に、“カタログ”と呼ばれる楽曲
データベースをパソコン側にダウンロードし、このカタログに対して検索をかけることで
オンラインストア上の楽曲を高速に検索できるという。また“自動レコメ”と呼ぶ機能では、
再生中の曲に合わせてお勧めの曲をWMP11上に表示。その場で購入もできるようになる。
(後略)
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