英サンデー・タイムズ紙は、
米店頭株式市場(ナスダック)を運営するナスダック・ストック・マーケットが
スウェーデンのストックホルム証券取引所などを運営するOMXに総額37億ドルの
買収提案を行ったことに対し、ドバイ証券取引所を運営するドバイ国際金融センター
(DIFC)が対抗買収案を検討している、と報じた。
同紙は、ドバイ政府が保有するDIFCが、対抗案を検討するにあたり
アドバイザーとしてHSBCホールディングスと契約した、と伝えた。情報源は明らかにしていない。
DIFCのオマル・ビン・スレイマン氏は24日、ロイターに対し、
OMXへの買収提案は検討していない、と述べていた。
27日時点で、DIFCからコメントは得られていない。
OMX広報担当者は、OMXがDIFCと協議を行っているか、
またDIFCからアプローチを受けたかについて、コメントを控えた。
同担当者は、25日に発表されたOMXに対するナスダックの買収提案は広く支持されているとし、
「同案には双方の取締役会および大株主が合意している」と語った。
ソース
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200705280001.html