損害保険最大手、東京海上日動火災保険の子会社の東京海上日動システムズは、
20代の社員全員を対象に、会社が全費用を負担して、はしか(麻疹(ましん))の免疫力検査と
ワクチンの予防接種を実施することを決めた。大学などで休校が相次ぎ、患者の多くが予防接種を
控えた20代中心であることから、企業の危機管理として取り組むことにした。
20代の社員約380人について、はしかの免疫の有無を検査。その後、免疫がないことが
分かった社員のうち、希望者にワクチンの予防接種を受けてもらう。
費用は総額約300万円を想定し、会社が全額負担する。
同社は東京海上日動火災などミレアグループ全体の情報システムの開発・保守を担っている。
若手のエンジニアが多数働いており、社員の約4割が20代だ。当初、感染した社員の出勤停止の
徹底などで対応する予定だったが、はしかが流行すれば会社全体の機能低下が避けられず、
「グループの運営が立ちゆかなくなる恐れもあり、会社が費用負担して感染予防すべきだ」
(東京海上日動火災幹部)と判断した。
◎ソース 毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070527k0000m040122000c.html