東北を地盤とする食品スーパーのヨークベニマル(本社福島県郡山市、大高善興社長)は二十一日、
県内でスーパー十六店舗を展開するスーパーカドヤ(小美玉市)を九月一日付で吸収合併すると
発表した。
スーパーカドヤは二〇〇五年九月にヨークベニマルの子会社となったが、両社は商品物流や受発注
システムの統合を今年二月に完了させており、吸収合併は一層の経営効率化が狙いだ。
両社は同日の取締役会で合併契約書に調印。ヨークベニマルを存続会社とする吸収合併方式で、
スーパーカドヤは解散する。店舗名の「カドヤ」は変更しない方針で、ヨークベニマルは
「地元でも愛着がある店名でもあり、看板やロゴは変えない」(同社企画室)としている。
スーパーカドヤでは今月十七日に岡崎正光社長が退任、会長職にあった大高社長が会長兼社長に
就任している。
ヨークベニマルはセブン&アイ・ホールディング系の食品スーパーで、福島県を中心に宮城、山形、
栃木などに計百三十一店舗を展開。〇五年に水戸市に茨城一号店をオープンさせて県内進出を
果たした。
スーパーカドヤは一八九五(明治二十八)年に創業。つくばや水戸、ひたちなか市など県内各地に
店舗がある。
◎ソース 茨城新聞
http://www.ibaraki-np.co.jp/47news/20070522_06.htm