福島県郡山市は、第三子以降の子どもが生まれた家庭に郡山産米「あさか舞」10キロを
贈呈する子育て支援事業を始めた。今年4月以降に誕生した子どもが対象で、今月9日に
市長が同事業で初めて米を贈呈する。あさか舞は市が産地のブランド化を進めている
農産物で、子育て家庭への支援により特産品の知名度向上と消費拡大も併せて狙う。
事業名は「すこやか子育て『あさか舞』支援事業」。郡山市では、4月からの1年間に
第三子や第四子らが約500人出生すると見込み、199万円の予算を設けた。市民は、
出生届の受付窓口で第三子以上であるとの確認を受けて、申請書を提出する。市農林部
が米を調達し、申請者宅に配達する。
あさか舞の産地、福島県中通り産コシヒカリは、日本穀物検定協会の食味検定試験で、
新潟県魚沼産などと並ぶ「特A」の評価を得ているが、市内でも知名度は低い。まずは
市民に親しんでもらい、地産農作物の消費拡大につなげたいという。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070508c3b0804m08.html