ブランド京野菜の普及を進める「京のふるさと産品価格流通安定協会」(京都市南区)は
10日から、京野菜の出荷袋を順次、新デザインに切り替える。
似たようなデザインの他県産が出回っているためで、袋に大きく「京」の字を配し、
えんじ色の縦ラインに商品名を印刷して京都らしさや高級感を表現する。
手始めに、「京みず菜」から導入する。
ブランド京野菜は同協会が1989年から、野菜の品目や産地、規格を決めて認証を始めた。
九条ねぎ、万願寺とうがらし、京山科なす、壬生菜など、今では21品目ある。
これまでのブランド京野菜の出荷袋は、横書きの青字で「みず菜」などと記していたが、
「他県産と外見の違いが、消費者に分かりにくくなっている」(同協会)として、
初めてデザインを改めることにした。
新しい出荷袋は、京都らしさを強調したほか、葉の先から株まで中身が見えるようにしたり、
生産者名を分かりやすく表示した。
当面は京みず菜だけに使うが、他の20品目も順次、新しい袋に切り替えていくという。
同協会は「京都らしいデザインで、他の産地との差別化を図る。出荷の規格も見直して、
より高品質な京野菜の提供に努める」と話している。
●新しいデザインとなった京みず菜の袋
http://kyoto-np.jp/static/2007/05/09/P2007050900030.jpg ◎ソース 京都新聞
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007050900030&genre=B1&area=K10