名古屋市交通局は、13の地下鉄駅に設置している電子認証式ロッカーに
新たな機能を加えた。一昨年に開かれた愛・地球博(愛知万博)の入場券が
ロッカーの鍵として使えるなど、地下鉄のコインロッカーとして全国初の
機能を備えた。
電子認証式ロッカーは携帯電話などを鍵として利用できる。荷物を預ける際、
自分の携帯電話を使い、ロッカーの画面に表示された電話番号に電話を
かける。荷物を取り出す際、携帯電話の番号を画面に入力し、料金を投入すると
扉が開く。携帯電話のほかに、荷物を預けた際に印字される紙を使う方法も
ある。地下鉄では3月から13駅15カ所に設置している。
新機能のうち、愛知万博入場券の利用は、内部に埋め込まれたICチップを
使い、入場券をロッカーの画面にかざすだけで鍵として利用できる。
また、藤が丘、六番町、庄内緑地公園駅のロッカーでは「ゆうパック」の
荷物の受け取りができる。ゆうパックの運営事業者「ポストキューブ」に
ユーザー登録し、送り先を駅のロッカーに指定すれば、家にいなくても
荷物を受け取れるため、夜まで家を留守にしがちな人には便利なサービスと
なる。
ロッカーで荷物を受け取ることで、再配達時に配送車から排出される
二酸化炭素(CO2)を抑制できることから、エコ活動と位置付けて、商品と
交換できる「EXPOエコマネー」1ポイントの発行対象とした。
また、ロッカーの画面で環境学習に関する映像(約1分)を見ることができ、
これを学習するとEXPOエコマネーが1ポイントもらえる機能も。これは
試行のため、6月末までの予定。
いずれも4月26日から運用を始めている。問い合わせは名古屋市交通局
資産活用課(TELはソース参照)へ。
新機能が加わった電子認証式ロッカーの設置駅は次の通り。
八田、岩塚、名古屋、栄、今池、藤が丘、志賀本通、名城公園、久屋大通、
六番町、庄内緑地公園、高岳、車道
ソースは
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20070506/CK2007050602013988.html 電子認証式ロッカー操作中の光景
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20070506/images/PK2007050602114165_size0.jpg