4月米自動車販売、住宅市場の減速などで全般不調
自動車メーカー各社が1日発表した4月の米自動車販売は、住宅市場の減速やガソリン価格の上昇を背景に全般的に不調となった。
ゼネラル・モーターズ(GM)<GM>の4月の自動車販売は前年比約2%減少。フォード・モーター<F>は約6%減となった。
両社の幹部は、4月の米自動車販売が業界全体で予想以上に悪化すると警告していた。
一方、ダイムラークライスラー<DCXGn>のクライスラー部門は、販売奨励策により約10%増加した。
米自動車メーカー各社から市場シェアを奪いつつあるアジア勢はまちまち。
トヨタ自動車<7203>は、第1・四半期の自動車販売が11%大幅増加したものの、4月は約4%増にとどまった。このところ好調だったセダン「カローラ」など乗用車の販売が落ち込んだ。
ホンダ<7267>は約2%減少、日産自動車<7201>は約11%減少した。
自動車販売の比較は2007年4月と前年同月の営業日数調整後。営業日数は07年4月が24日、06年4月は26日。
フォードとGMは、07年通年の業界全体の自動車販売について、前年と比べてわずかに減少するとの見通しを維持している。ただ、この見通しに対するリスクも指摘している。
GMの販売アナリスト、ポール・バリュー氏は「少なくとも米国内の一部の地域は、ガソリン価格の急変動や住宅市場の調整に直面しており、理想的な状況ではないことは確かだ」と述べた。
GMは第2・四半期の北米での自動車生産台数予想を1.3%下方修正し、114万5000台とした。
調査会社エドムンズ・ドット・コムによると、4月の自動車販売が不調となるなか、4月に販売された車に適用されたインセンティブ(販売奨励金)も全般的に5%減少し1台当たり2342ドルとなった。
自動車メーカーは通常、インセンティブの額を公表していないが、エドムンズは、4月のインセンティブではクライスラー・グループがトップで1台当たり平均3994ドルだと推定している。
フォードは2位で推定同3016ドル。
コンサルタント会社キャップジェミニの自動車アナリスト、ジム・ソージズ氏は、自動車販売の不調が今後も5月、6月と続いた場合、
メーカー各社はより大幅な値引きを余儀なくされる可能性があると指摘した。
http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2007-05-02T091058Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-258075-1.html 現代自米国法人、4月販売台数4.6%減3万9137台
http://www.chosunonline.com/article/20070502000007 現代自動車の米国法人HMAは1日(現地時間)、米国市場における販売台数を発表し、
4月は3万9137台で前年同月(4万1025台)比4.6%減となった、と明らかにした。
車種別には、SUV(スポーツタイプ多目的車)の「サンタフェ」が6743台で85.3%急増したものの、
中型車の「ソナタ」(マイナス33.6%)、小型SUVの「トゥサン」(マイナス23.5%)など
ほとんどの車種で販売台数が減った。
現代自の関係者は「米国の住宅景気の低迷で、4月の自動車需要は10%ほど下がった。
成長を続けているトヨタなど日本の3大メーカーも販売台数が減っている」と話した。