京都府は4月に開所した総合就業支援拠点「京都ジョブパーク」(京都市南区)に、
若い利用者がパソコンなどで質問に答えれば就職内定までの目標となる期間を
自動判定するシステムを導入した。
約2000人のデータを基に判定しており、府は「目標が定まれば意欲が上がり、
就職までの期間も短縮する」としている。
「就業支援計画判断システム」として府が独自に開発した。
同拠点の前身の若者向け就業支援施設「ジョブカフェ京都」で得たカウンセリング記録を活用した。
判定される目標期間は短くて「1カ月」、長くて「4カ月」「じっくり」(5カ月以上)。
パソコンで「1カ月以内に求人情報を探した」「正社員で就業した経験がある」など13項目に答え、
さらに職員の「就職活動をしたことがあるか」などの質問に答えれば自動判定される。
利用者が希望すれば、判定は行わない。
診断結果に基づき、利用者にはカウンセリングやセミナー、応募書類の添削、模擬面接などの
予定が決められる。
4月3日の開所から同19日までに約280人が診断を受けた。
職員にとっても客観的、効率的にカウンセリングできる利点があるという。
府は「目標設定が逆にプレッシャーにならないよう、まず本人の気持ちを最優先に聞く。
自動で目標判定するシステムは全国でも珍しいのでは」(総合就業支援室)としている。
●就職内定までの目標となる期間を自動判定するシステムのパソコン入力画面
http://kyoto-np.jp/static/2007/04/30/P2007043000026.jpg ◎ソース 京都新聞
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007043000026&genre=A2&area=K00