住友化学は2008年に商業生産を始めるサウジアラビアでの石油化学合弁事業に絡み、
世界3カ所で販売拠点を設ける。
ポリエチレンなど汎用樹脂の需要拡大が期待できる中国や欧州市場を開拓する。
サウジで生産する汎用樹脂は日本より品目を絞り、量産効果を高める方針。
低コスト製品を武器に販路を早期に確立、09年度に約3000億円の販売を目指す。
既にシンガポールにはサウジで合弁生産するポリエチレンやポリプロピレンなどの
石化製品を専門で販売する子会社、「住友化学アジア」を設立済み。
主要輸出先を需要が旺盛な中国と、中東から近い欧州と位置づけ、
それぞれ年内に販売拠点を設ける。
◎ソース 日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070430AT1D2800V29042007.html