JR黒部駅や宇奈月温泉などを巡回する観光シャトルバス「黒部・宇奈月温泉号」は
二 十八日、今年度の運行を始めた。バスは昨年度までの二十九人乗り一台に二十五人乗り一 台が
加わり、便数は三便増の七便になった。
宇奈月黒部間観光シャトルバス運行実験事業実行委員会(坂井守会長)は北陸新幹線開通後の
新黒部駅(仮称)周辺の交通網の充実を目指し、二〇〇五年度から観光シャトルバ スの運行実験を行っている。
今年度は二十八日から五月六日までの黄金週間と七月二十一日から九月二日までの夏休 み期間に毎日運行する。
コースは吉田科学館を経由するほかは昨年度と同じで、JR黒部駅、魚の駅「生地」、 宇奈月麦酒館、
宇奈月温泉無料休憩所「いっぷく処」、とちの湯などを巡回する。運賃は 一日乗り放題の千円で、
中学生以下は無料。六十五歳以上のお年寄りは半額となる。
宇奈月温泉の無料休憩所「いっぷく処」前で行われた出発式では、坂井会長が「七年後、新幹線が
開通した時には観光シャトルバスが定期運行されるように取り組もう」とあい さつした。続いて
女将グループ「かたかご会」の狐塚多重さんが横田正人運転手に花束を 贈り、バスは出発した。
■ソース
富山新聞[
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/ ][2007年4月29日]
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20070429203.htm