米アップルのストックオプション(株式購入権)不正付与問題で、
元最高財務責任者(CFO)のフレッド・アンダーソン氏は24日、
2001年1月にスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)に対し、
オプション問題が生じる恐れを警告していたとする声明を発表した。
アップルは昨年10月にジョブズ氏の責任を否定する社内調査結果を公表している。
アンダーソン氏は同日、元幹部のナンシー・ハイネン氏とともに、
アップル在籍中に不正にかかわったとして米証券取引委員会(SEC)から提訴された。
アンダーソン氏は罰金など350万ドルを払いSECと即時、和解した。
声明によると、アンダーソン氏はジョブズ氏に
「オプション付与日の操作は会計処理に影響する」などと指摘したが、
ジョブズ氏が「取締役会の承認を得た」などと返答したため
付与手続きは適正と信じたという。
◎ソース 日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070425AT2M2501325042007.html