再生トイレ紙メーカーの林製紙(富士市、林浩之社長)は企業販促用のトイレ紙販売を強化する。
紙自体に広告などを印刷した商品の営業を推進。
4月に東芝のパソコンのキャラクターを印刷した商品を6万5000ロール納入したほか、
秋には別企業に50万―60万ロールの採用が内定している。
利益率の低い一般トイレ紙への依存度を減らす。
トイレ紙は参入企業が多く、激しい価格競争により高騰する原燃料を販価で吸収できていない。
商品による差別化が難しく、中小企業が大手のシェアを崩すのは難しい状態だ。
林製紙も「数年前までは経営的にじり貧の状態が続いていた」(林高幹専務)という。
企業広告商品は参入企業が少なく価格競争に巻き込まれにくい。
ロットも大きく千ロール単位で販売するため、大量受注が見込める。
平均すると納入先1社につき5万ロール程度になるという。
家庭用のトイレ紙に比べて2―3割程度価格を上乗せできるため、利益率の向上が見込める。
◎ソース 日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070419c3b1904e19.html ◎林製紙(オリジナルトイレットペーパーのオーダーコーナーあり)
http://www.hayashi-paper.com/