33人の死者を出した米バージニア州立工科大学の銃乱射事件について、同校は
Webサイトで状況を報告するとともに、学長のコメントをポッドキャストで公開している。
事件は4月16日朝、バージニア州ブラッスバーグのキャンパスで起きた。学内の2カ所
で男性が銃を乱射し、この男性も含め33人が死亡、15人が病院で治療を受けている。
容疑者の氏名などはまだ公表されておらず、同校は17日(米国時間)も閉鎖され、授業
は休講となる。
同校はWebサイトにこの事件に関するページを設け、集会やカウンセリング、シャトル
サービスに関する告知や警察の連絡先を掲載し、また学生らに早急に家族に連絡して
無事を知らせるよう促している。
同校のチャールズ・ステーガー学長はポッドキャストで声明を発表。同氏はその中で、
同校はショックを受け、恐怖に見舞われたと語り、遺憾の意を表明。午後4時30分の
最新のポッドキャストでは、ブッシュ大統領と話をしたことや、容疑者の身元がまだ
特定されていないことを報告した。
また同校の大学新聞Collegiate Timesは、事件に関するブログエントリを立ち上げ、
学生のコメントや現場の写真、地図を掲載している。
ある学生は同紙に次のように当日の状況を語っている。「いつものようにフランス語の
授業に出席していました。授業中にサイレンを聞いたけれど、この前爆弾を仕掛けたと
いう脅迫があったし、それほど心配はしませんでした。警察がどんどんやって来て、
それから2人の女性が教室に来て、Norris Hallに銃撃犯がいると言いました。ぼくらは
教室にバリケードを作って、ニュースを見ていました。被害者の数が2人から7人、
22人へと増えていくのを座って見ていました。窓の外を見ると、生徒が両手を挙げて
走っていくのが見え、銃声が聞こえました」
バージニア州立工科大学
http://198.82.160.236/ この事件に関するページ
http://198.82.160.236/tragedy/ 大学新聞Collegiate Timesによる事件に関するブログ
http://collegemedia.com/ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/17/news027.html