香川県産品、東京で売れてます―。
首都圏で県産品の主要納入先となっている伊勢丹百貨店への
2006年度の県産品卸売額が1億円を突破し、
前年度に比べて約2倍に伸びたことが分かった。
昨年5月に実施した知事のトップセールスなど積極的な売り込みが奏功。
県産牛やイチゴなどが伊勢丹のオリジナル商品に選定されるなど人気商品となっている。
県は県産品のブランド力を高めるため、生鮮品の販売に力を入れている
伊勢丹に04年度から本格的に売り込んでいる。
まとめによると、06年度に伊勢丹七本支店に納入した県産品約90品目の卸売額は
計1億1100万円で、前年度(5400万円)から倍増。
内訳は青果物が4400万円で前年度比17・2%増となったほか、畜産物が5400万円、
水産物700万円、加工品500万円で、それぞれ約6―2・5倍に増えた。
品目別では交雑した県産牛が約4000万円と最も高く、次いで「讃岐牛」約1000万円、
イチゴ約600万円など。
交雑牛は伊勢丹のオリジナル商品に選定され、「讃岐夢牛」の名で店頭販売。
イチゴの「さぬきひめ」とアスパラガスの「さぬきのめざめ」もオリジナル商品に選ばれ、
高い評価を得ている。また、小原紅早生ミカンやタイラギ(貝柱)、オリーブ製品、
しょうゆなども人気を集めている。
フェアの開催数は、七本支店で53回行い、
延べ日数は前年度の約2・5倍となる384日だった。
県産品振興室は「今後も生産業者や百貨店と連携し、消費ニーズに合った加工品などの
開発や販路拡大に努め、県の知名度を向上させたい」としている。
◎ソース 四国新聞社
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/article.aspx?id=20070413000079