慢性疾患を抱えるお年寄りが長期入院する療養病床を削減する問題で、厚生労働省は
12日、各都道府県が存続させる療養病床数を決める基準となる考え方を示した。
2012年度時点での存続目標を各都道府県が今秋までに決め、それを積み上げて
全国の目標数をつくる。厚労省は38万床(05年秋時点)を15万床まで減らす計画
だが、各地域の高齢者人口の伸びにより、削減後のベッド数は15万床を上回る
ことになりそうだ。
この日の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)で示された。
療養病床に入院する患者は、医療の必要度に応じて3段階に区分けされている。
このうち比較的重度の患者を受け入れる療養病床は存続させ、軽度の患者分の
療養病床は、介護保険の施設や回復期の患者向けのリハビリ病棟へと転換する。
厚労省の試算では、高齢者人口の伸びを考慮しなければ「15万床」まで削減できる。
しかし、最新の人口推計によれば、75歳以上人口は06年の1216万人から12年には
1526万人に急増。各都道府県はこうした状況も踏まえて目標値を決めるため、
厚労省の計画よりも必要な病床数は増えることが確実だ。
ソースは
http://www.asahi.com/life/update/0413/TKY200704130023.html 関連スレは
【医薬】外来医療:高齢者に定額制・75歳以上、過剰診療抑える…08年4月から適用 [07/03/24]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1174692320/l50