シネマコンプレックス(複合映画館)4位で住友商事傘下のユナイテッド・シネマと、
5位の東京急行電鉄系の東急レクリエーションは9日、包括提携を結んだと発表した。
両社合計のシネコン数は32施設となり、松竹グループを抜いて
シネコン業界3位グループに浮上する。
シネコン業界では他社との競争が激しくなっており、両社は、提携で勝ち残りを図る。
両社はそれぞれ、ユナイテッドが「ユナイテッド・シネマ」の17施設、
東急レクが「109シネマズ」など15施設のシネコンを運営している。
包括提携では、住友商事がユナイテッド株式1%を東急レクに譲渡した。
北は札幌から南は長崎まで「地域競合がほとんどなく、補完効果が大きい」(住友商事映画事業部)
といい、上映作品の調達やシステムの利用、売店の商品の開発などを共同で行うことで、
運営の効率化を図る。
また、両社のシネコンだけで上映する独自興行作品に出資するなど、
競合他社との違いを打ち出す方針で、既に2作品の独自興行が決まっている。
◎ソース 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20070410mh10.htm