食肉加工のエスフーズ(西宮市)は26日、販売を休止していた主力商品の
「こてっちゃん」を、約3年ぶりに本格販売すると発表した。牛海綿状脳症(BSE)
の発生で輸入禁止となった米国産牛肉が調達できず生産を中止したが、
代替品の豪州産牛肉でも品質が確保できたため再開に踏み切る。4月から
関西、中国、四国を皮切りに早期に全国販売する考え。
販売を再開するのはスーパーなどに販売する業務用のケース入り商品(1kg)。
昨年8月から豪州産牛肉を使った商品を、一部の店舗で試験販売して
いたが、数量、品質ともに確保できるめどが立った。
再開に伴い4月から1カ月間、お笑いタレントを起用したテレビコマーシャル
を放映し、販売を強化する。
こてっちゃんは1982年に発売。ゆでた牛肉の腸にしょうゆ、みそやごま油
を加えたタレを漬けた商品。過去10年間の売上高のピークは2001年2月期で
92億円と、全社の売上高の1割を稼ぎ出していた。
しかし、03年末の米国産牛肉の禁輸に伴い、04年5月から販売休止に
追い込まれていた。今後、原料の調達状況を踏まえて販売エリアを広げる。
ソースは
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/kz/0000282587.shtml エスフーズ株式会社
http://www.sfoods.co.jp/