コニカミノルタホールディングスは米ゼネラル・エレクトリック(GE)と提携、電気を通すと発光する樹脂の
一種である「有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)」を使った照明を世界に先駆けて商品化する。
紙のように薄く、壁など平面に張り付けたり、折り曲げるなど様々な形状にできるのが特徴で、3年以内に
GEブランドで世界で発売する計画。世界で約9兆円に上る照明機器市場を置き換えていく可能性がある。
有機ELの活用は1880年代の白熱灯、1930年代の蛍光灯の登場に続く照明分野での技術革新になる。
トーマス・エジソンが設立した会社を母体とするGEは白熱灯や蛍光灯の商品化で先行。現在も照明器具で
オランダのフィリップスなどとならぶ世界首位グループにあり、コニカミノルタの持つ有機EL技術の活用で
世界シェア拡大をめざす。
NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070327AT1D2609926032007.html