【ロボットオーケストラ結成へ バイオリニストが仲間入り】
愛知万博でトランペットを吹いて活躍したトヨタ自動車の二足歩行ロボットに、「バイオリニスト」が仲間入りすることになった。
弦楽器の演奏に必要な微妙な動作を可能にする技術の開発に成功した。
他の管楽器や打楽器の演奏が出来る車輪走行型ロボットらとともに「ロボットオーケストラ」を結成し、今秋にもデビューの予定だ。
バイオリンの演奏は、弦を押さえる左手の指の動きや、弓を引く右手の微妙な力加減など、より高度な技術が必要とされる。
トヨタは介護や接客などができる人型ロボットの実用化を目指して開発を進めており、今回、開発した技術は、介護ロボットなどにも応用できるという。
愛知万博ではトランペットロボをはじめ、テューバ、トロンボーン、ホルン、ドラムを担当する車輪走行型ロボットがトヨタ館でのショーを盛り上げるなどした。
「バイオリニスト」がデビューするロボットオーケストラの初演奏は今秋の会社設立70周年記念式典が有力視されている。(2007年04月15日22時58分)
http://www.asahi.com/science/update/0415/NGY200704150017.html