マグネシウム合金鋳造で、世界初の新技術開発
マグネシウム合金の鋳造で不可欠とされてきた気体「SF6」を使わずに鋳造する技術を、三協立山アルミ(高岡市)が世界で初めて開発しました。
SF6は地球温暖化への影響が、二酸化炭素の2万3千9百倍もある気体だけに、この技術開発が地球温暖化防止に大きく寄与するものとされています。
軽くて丈夫なマグネシウム合金は、ノートパソコンや携帯電話に使われる素材として、急速に需要が高まっている反面、非常に燃えやすいため、
鋳造段階では空気と遮断するために、SF6が不可欠とされ、量産による地球温暖化への影響が懸念されていました。
三協立山アルミによりますと、今回開発された技術は、マグネシウム合金にカルシウムを加えることで燃えにくくし、
SF6を使わなくても鋳造を可能にしたもので、量産レベルでこのような鋳造技術を確立したのは、世界でも初めてだということです。
三協立山アルミ・グループでは、既にこの技術を使った商品開発を進めており、6月に独立する「三協マテリアル」での事業化を目指します。
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