北電再発防止策を報告、原子力部門を石川に移転
http://www2.knb.ne.jp/news/20070406_10904.htm http://www2.knb.ne.jp/news/asp/../video/20070406_10904_h.asx 【映像】
志賀原子力発電所1号機の臨界事故隠ぺい問題で、北陸電力は、6日再発防止策を国に報告しました。
原子力部門の石川県への移転を含め、「隠さない企業風土づくり」と「安全文化の構築」を柱としていますが、具体的な内容はこれから検討するとしています。
北陸電力は6日午後、再発防止策を、国の原子力安全・保安院と富山県・石川県などに提出しました。
経産省原子力安全・保安院は「確かに受け取りました。特別な保安検査の結果も踏まえまして必要に応じ、必要な指示をさせて頂くことがありますことを申し添えておきます。」
このあと北陸電力は、富山市で会見を開き、再発防止策について「隠さない企業風土」と「安全対策の構築」を目指すと発表しました。
その中では原則として、原発で発生した全ての異常事象を国などへの通報対象とし、発電所の状況を確認できる情報を常時、オンラインで国や経営陣などへ伝送する《隠さない仕組みづくり》をするとしています。
また地元住民から信頼される組織づくりを目指して、現在富山市の本店にある原子力部と原子力安全推進室を石川県に移して「原子力本部」を設置するなど《安全文化の構築》を掲げていますが、具体的な内容については決まっていません。
また、社内の処分についても国の原子力安全・保安院の特別検査の結果を見た上で適切に対応したいとしています。