道立オホーツク圏地域食品加工技術センター(北見)は、世界一辛い唐辛子とされる
ハバネロを原料にした「ハバネロビネガー(醸造酢)」を開発した。北見市内の六社でつくる
「KITAMIブランドの会」が六月にも、健康機能性食品として北見や札幌、東京などで
売り出す予定。強烈な辛さが特徴で、「パスタに絡めたり、焼き肉のタレの隠し味に使って」と
PRしている。
同センターによると、メキシコ原産のハバネロはアミノ酸の一種「ギャバ」を豊富に含み、
ギャバには血圧降下作用のほか、中性脂肪を抑えたり、神経を静めたりする効果があるという。
同センターは二○○三年から、ハバネロからギャバを抽出する研究に着手。昨年、
ハバネロの細胞にグルタミン酸ナトリウムを加えることで、ギャバを従来の百−百二十倍に
増やすことに成功。ギャバの含有量が増えたハバネロにアルコールや水、酢酸菌などを
混ぜた後、発酵させてハバネロビネガーの商品化にこぎつけた。
北見市内では近年、複数の農家がハバネロを生産。ハバネロビネガーを開発することで
生産農家を支援する狙いもある。価格は瓶詰め百二十−百五十ミリリットル五百−千円で
検討中。初年度は千五百本を製造する計画だ。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070208&j=0024&k=200702084622