コンクリート製電柱が鉄筋の腐食のため折れた問題で、四国電力は三十一日、未点検だった
約三万五千本の電柱の点検が終了し、ひびなどがみられた電柱約二千七百本を新たに
建て替えると発表した。
これですべての電柱の点検が一巡し、二〇〇七年度中に約一万二千五百本を建て替える。
四電では鉄筋の劣化のため電柱が折れる事故が香川県高松市などで四件発生。
鉄筋の耐食性が低い同じ旧規格の電柱は、一月末で四県に約四十二万五千本残っている。
原子力安全・保安院は昨年十二月、四電に当初予定を前倒しして早急に未点検の電柱を
点検するよう指示。点検の結果、すぐに倒壊の恐れがある電柱はなかった。
建て替えるのは電線の張力が平衡でないなどの理由で、ひびやたわみが見つかった電柱。
四電はこれまでに、約四万七千本の建て替えを済ませている。二回目以降の点検は、
三年で一巡するよう実施していく。
香川県内には同規格の電柱が約十万本あり、〇七年度中に約二千百本を建て替える。
ソース
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20070201000120