31日、横浜銀行は、丸文水産加工と、同社が在庫として所有する「冷凍マグロ」のみを担保
とした融資枠の契約を締結したと発表した。
今回の融資は、ABL(Asset Based Lending:資産担保融資)と呼ばれる融資手法を活
用したもので、不動産担保や保証に過度に依存しない融資である「地域密着型金融の機能
強化の推進に関するアクションプログラム」として注目されており、ABLとしては同行初の取
り組みとなるという。
マグロ卸売業を主要事業としている丸文水産加工は、マグロ漁船の水揚げを丸ごと買い取
る「一船買い」という買い付け手法をとっており、マグロ漁船の水揚げがあると、一時期に大
量の買い付けが必要になるため、機動的な資金調達を希望していたことから、同行は在庫
の「冷凍マグロ」を活用した融資枠の設定を提案し、今回の契約に結びついたという。
同行は、これまでも事業収益の源泉となる資産を活用した融資として、知的財産権担保融
資などにも取り組んできており、今後も、新たな金融スキームの活用に積極的に取り組み、
地元の中堅・中小企業への円滑な資金供給を実施していく方針。
(ニュースソース)
http://jp.ibtimes.com/article/company/070131/4026.html 横浜銀行HP
http://www.boy.co.jp/