埼玉県は26日、競輪事業の運営を包括的に委託する民間業者を発表した。車券などの
コンピューターシステムを開発・販売する日本トーター(東京・港、福島晋社長)で、
委託は来年度からの5年間。県が年間売り上げの0.85%(最低でも3億7000万円)の収益を
受け取り、赤字補てんをしない「収益保証型」の契約で、極めて県に有利な内容となった。
対象は大宮競輪場(さいたま市)と西武園競輪場(所沢市)で開催する県内の全24レース。
競輪事業は県以外のさいたま市、川口市など開催自治体が累積赤字を理由に相次いで
撤退を表明したため、来年度からは県が一括で開催を引き受けることを決めていた。
同社が請け負うのは車券の発売・払い戻しなどの窓口業務やファンサービス、警備・
清掃といった開催業務の全般。オートレースや競輪の包括的な運営委託を手掛けている
ノウハウやキャッシュレス投票システムなど独自提案が評価された。
▽News Source NIKKEI NET 2007年01月27日
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070126c3b2604i26.html ▽日本トーター
http://www.totor.co.jp/