マレーシア自動車協会(MAA)は25日、2006年通年の国内自動車販売・生産実績を発表した。
新車販売台数は前年比11.1%減の49万768台。生産台数は同10.7%減の50万3,048台だった。
企業別ではプロトンが同3割減で2位に落ち込む一方、プロドゥアが通年では初の1位を獲得し、
国内自動車産業の構図を大きく塗り替えた。
06年の新車販売台数は、過去最高の55万2,316台を記録した05年を下回ったものの、2番目の
高水準を維持した。
乗用車は全体で同12%減の36万6,738台。国産乗用車は11%減の28万5,807台となったが、
シェアを1%伸ばして78%とした。非国産乗用車は15.5%減の8万931台だった。
商用車は全体で7.5%減の9万471台。国産商用車は12.5%増の2万7,651台に伸びた。非国産
商用車は14.2%減の6万2,820台だった。四輪駆動車は全体で11.2%減の3万3,559台となっている。
企業別の販売実績では乗用車、商用車、四輪駆動車を含めた全体で、プロドゥアが同11.3%増
の15万5,419台で初の通年首位となった。2位に転落したプロトンは同30.6%減の11万5,706台。
3位のトヨタは10.1%減の8万1,808台だった。
日系企業では、ホンダが同3.4%減の2万6,527台で5位。日産が15.5%減の2万2,578台で6位だった。
MAAはまた、07年の販売台数を同1.9%増の50万台と予測。今年はなだらかなプラス成長の中で
各社の競争が続くとの見方を示した。四輪駆動車を含む乗用車は同2.2%増の40万9,000台。
商用車は同0.6%増の9万1,000台としている。
同協会のアイシャ・アーマド会長は、▽高金利と審査の厳格化、返済期間の圧縮といった金融
機関による引き締め▽高い水準の石油価格▽脆弱(ぜいじゃく)な中古車市場――といった
マイナス要因に5.8%の経済成長を仮定することで試算したと説明。
特に1月は、今年の旧正月が2月とされていることから、その直前までの納車を希望する消費者
が増えると予想。06年12月に比べ、大幅に伸びるのではないかとの見通しを示した。
ニュースソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070126-00000007-nna-int