インターネットを頻繁に活用する利用者の半数弱が、電子決済をしようとする際に、
個人情報の漏えいなどに不安を感じながらも、詐欺対策に注意を払っていないこと
が大手ウイルス対策会社シマンテックの調査でわかった。
実際、漏えいなどの被害に遭った人も3・5%に上った。
同社は「サイトが信頼できるものかよく確認する、不正行為の手口を知るなどの
防御策が大切だ」と話している。
調査は、2006年9月、15歳以上でネット利用歴3年以上の1000人を対象
に行われた。
ネットを利用した買い物や金融取引をする人はそれぞれ84・8%、63・7%に
上った。
こうした電子決済を行う上で不安に感じることの上位は「個人情報の漏えいと盗難」
「預金の引き出し、クレジットカードの不正使用」で、それぞれ90・6%、90・4%
(複数回答)に達した。
最近、電子店舗に見せかけたサイトで、個人情報を入力させる詐欺が目立っているが、
こうしたネット上の詐欺に、「安心だと確信できるサイトでしか買い物しない」など
の何らかの対策をとった人は52・5%しかいなかった。
詐欺被害に遭わないと自信のある人はわずか1・9%。
大半は、詐欺の不安を感じながら、サイトなどに個人情報を入力し、利用していること
がわかった。
ニュースソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070105it14.htm