【新聞】米ガネット紙が実験、読者参加型での記事作り……ネットで情報提供を呼びかけ[01/03]
USA TODAYをはじめ90紙を発行する米国最大の新聞チェーン、ガネットが、新聞製作
過程を全面的に見直し、取材の段階でインターネットを利用して読者の参加を仰ぐ実験を始めた。
「クラウド・ソーシング(群衆への発注)」と名付けられたこの試み、部数減に悩む新聞業界の
生き残り策として注目を集めているが、情報の真偽の精査が正確に機能するのかなどの点で、
根強い反発と異論が残っている。
フロリダ州南部フォートマイヤーズにあるガネット傘下の地方紙「ニュース・プレス」に昨年5月、
読者から「上下水道を自宅に引き込むために4万ドルを請求された」との電話がかかった。
公共サービスを受けるために4万ドル−。
編集局は、この“ネタ”は「ニュースになる」と判断した。
通常、そこから担当記者が任命され、関係先や専門家に対し、事実確認や背景の発掘作業が展開
される。紙面化は、そうした取材のため、一定の期間を経た後になる。
だが、ガネット幹部は、この取材にクラウド・ソーシングの手法を適用。
ニュース・プレス紙はまず、「こんな情報がある」と自社のウェブサイトに掲載し、その上で、
「知っていることがあったら、教えてほしい」と呼びかけた。
「当然ながら、読者は記者よりもたくさんのことを知っていた」と、同紙のケート・マリーモント
編集長は振り返る。
その後、クラウド・ソーシングの実験は半ば、記者や編集者の手を離れ、ウェブ上で自律的に
展開していった。「ある読者が疑問を提起すると、別の読者が答えを投稿する。非公開の行政
当局の書類も、読者から提供された。本物であることを確認した上で、それもウェブで公開した」
(マリーモント編集長)。
その結果をもとに何本もの記事が「ニュース・プレス」紙面にも掲載された。
同様の試みは、同じくガネット傘下のシンシナティ・エンクワイアラー紙(オハイオ州)でも
行われた。昨年11月の中間選挙で、同紙が「投票トラブルはないか」とウェブ上で呼びかけた
ところ、携帯電話やパソコン経由の現場報告が続々と寄せられた。
同紙のグレゴリー・コーティー記者は、「元来、現場の声を広く聞く新聞の取材はクラウド・
ソーシング以外の何物でもない。ただ、最新のIT(情報技術)によって、効率が格段に
アップした」と評価する。
ただし、うまくいかなかった例もある。
ある殺人事件について情報提供を呼びかけた際、真偽不明の情報が殺到し、結局関連ページは
閉鎖に追い込まれた。
コーティー記者は「群衆は知恵に満ち、多くの情報を持ってはいるが、真偽を判断し分かりやすく
伝えるのは苦手。そこに、ジャーナリストの役目があると思う」と話している。
ニュースソース
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070103/usa070103000.htm (
>>2−10あたりに続きます)
(
>>1の続きです)
≪サイト重心、改革に異論も≫
取材、編集過程への「クラウド・ソーシング」の導入は、実はガネットが進める改革のほんの
一部にすぎない。
昨年12月、ガネットは投資家向け説明会で今後、事業の重心を紙媒体からインターネットに
移し、新聞の「編集局」を年中無休24時間体制の「インフォメーション・センター」に
再編すると明らかにした。
具体的な改革案としては、読者を取材過程に引き込むねらいのクラウド・ソーシングのほかにも、
モバイルPCを手に記者がマイカーで町を移動しながら、目についたイベントを片っ端から
記事にし、直接ウェブサイトに載せる「モバイル・ジャーナリスト」制度などが提唱されている。
紙の新聞ではスペースの制約から不可能だった、極めてローカルなニュースを拾い上げようと
する試みだ。
こうした改革でウェブサイトへのアクセスが増えれば、広告収入増が見込めるという戦略だ。
ガネット傘下の地方紙11紙ですでに試験的な導入が始まっており、すでに新聞編集とウェブ
サイトの編集が統合されたUSA TODAYを除き今年5月までに、傘下全紙で改革が行われる。
急進的な改革なだけに不満の声も出ている。
ワシントン・ポスト紙によると、「ニュース・プレス」紙のある編集者は「モバイル・
ジャーナリストが勝手に記事を掲載するのは、新聞作りの約束に違反している」と非難。
また、ウェブ上では絶えず新しい記事が要求され、速報性に重点が置かれて質の低下が
著しいと嘆く匿名による内部の声も紹介されている。
(了)
3 :
名刺は切らしておりまして:2007/01/03(水) 11:51:29 ID:QmBA6X5n
オーマイニュースキタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
4 :
名刺は切らしておりまして:2007/01/03(水) 12:06:30 ID:8u3F7wvS
畜産界の闇、鶏糞や狂牛病のニュースは掲載してくれるのか
おまにー
6 :
名刺は切らしておりまして:2007/01/03(水) 12:17:44 ID:onOhWFSV
ダメリカには2chはないのか、かわいそうだね
わざわざ紙ベースにする必要があるのかな〜
中国人や朝鮮人が集まりそうな悪寒…
8 :
名刺は切らしておりまして:2007/01/03(水) 12:20:24 ID:wayU9Tag
2chのN+? オマニー? iza?
9 :
名刺は切らしておりまして:2007/01/03(水) 12:27:56 ID:cRcbXnCl
アメリカにも2ちゃんねる進出しろよ。
10 :
名刺は切らしておりまして:2007/01/03(水) 12:34:40 ID:kup82dRp
ネタが嘘八百でもちゃんと審査できるのか?
11 :
名刺は切らしておりまして:2007/01/03(水) 12:39:14 ID:ePIEYtn4
オマニーじゃん。
2ちゃんに毛が生えたようなもんだろ
>速報性に重点が置かれて質の低下が著しい
記事の質ってなんだろうね。
ネット以前は 新聞の記事 >NHKのニュース> その他
みたいな序列がなんとなくあったと思うけど、今じゃメディアが信用できなくなってるから
むしろ質よりも量が大事という気すらする。
16 :
名刺は切らしておりまして:2007/01/03(水) 15:58:08 ID:HlCjl66p
アメリカ人は自己主張が強いからこういうのもありだろうが、
日本人はこういうのが苦手で未だにマスコミへの依存度が高い。
報道の許認可制とか、どうなの?
事実さえ伝えれば良いんだよ
質だどうだっていうじてんですでに個人のフィルターがかかってる
ま、どの時代にも「最近の若者は・・・」みたいな奴がいるもんだ
19 :
名刺は切らしておりまして:
韓国のニュースサイトで前同じようなものありませんでしたっけ。
日本にも上陸だかなんだか言っていた気が。。
こういうのって流行なんですかね。
それとも大手の新聞社がはじめたからこんなに大きく取り上げられるんですか?