・セキュリティー会社などによりますと、福井県内に住む30代の男性が、去年5月、
インターネットのオンラインゲームに接続したところ、男性が使っていたキャラクターや
仮想のお金などのデータがすべてなくなっていました。
男性のパソコンはスパイウエアと 呼ばれるコンピューターウイルスに感染しており、
特定のオンラインゲームのホームページにアクセスするとウイルスが活動を始め、
パスワードなどの情報を盗み出すようになっていました。このため、何者かが男性の
パスワードを盗んでゲームに接続し、キャラクターなどを奪ったとみられています。
オンラインゲームを狙ったスパイウエアは、ことしに入って急激に増え、感染の報告は
最も多いセキュリティー会社でことし360件余りに上っています。インターネット上では、
最近、ゲームのデータを本物のお金で売買する専門業者も数多く登場しており、スパイ
ウエアを悪用している人物は、キャラクターなどを現金化する目的で奪っている可能性が
高いということです。スパイウエアの中には、ゲームのパスワード以外にクレジットカードの
番号などを盗み出す機能を持つものもあるということで、セキュリティー会社は利用者に
ウイルス対策を怠らないよう注意を呼びかけています。
ソース
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/28/d20061228000139.html