洲本市など出資の第三セクター「淡路開発事業団」(社長・浜田知昭助役)は19日の
臨時取締役会で、同社が高速船を運航する洲本港と関西国際空港を結ぶ航路(洲本
パールライン)で、全員一致で来年3月末での航路休止を決めた。
この日の取締役会は同市が来年3月末で支援打ち切りを表明したことを受けて開いた。
取締役会には取締役4人と監査役2人が出席。柳実郎市長が支援打ち切りに至った
経過を説明し、市から過去5年間の経営状況などを報告したあと、航路の存廃について
協議した。役員6人は『やむを得ない』という意見で一致し、定期航路事業からの撤退を決めた。
会見した浜田助役は、航路を「廃止」にせず、「休止」としたことについて、「引き続いて
やってくれるところがあるかもしれない。最後まで航路存続に向けての可能性を探るため
に休止にした」と説明。民間会社からの名乗りがない場合には、「早ければ4月にも
(神戸運輸監理部に)航路廃止届を提出したい」と述べた。
現在、同社ではパートを含めて従業員19人を雇用している。航路休止に伴い乗組員10人と
綱取りスタッフ3人の計13人の仕事がなくなるという。浜田助役は「かなりの人員を解雇する
方向になる」と話した。
同社は洲本ポートターミナルビルの1階部分を所有し、港周辺の駐車場や高速バスセンター
などの管理業務をしている。航路事業からの撤退後は、尼崎競艇の場外発売場「ミニボート
ピア」が開設される同ビル1階の家賃などが新たな収入になる。
・ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061220-00000281-mailo-l28 ・依頼
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1166159042/71