【金融/海外】ニューヨーク・ウォール街とロンドン・シティ　しのぎを削る二大金融街[12/04]

■【アメリカを読む】しのぎ削り合う二大金融街

(前略)
「ニューヨークとロンドンは親しくも競い合う友人だ。市場の変化により革新的で効率的に、
敏感に対応できるよう、張り合っている」

１１月２８日、ポールソン米財務長官はロンドン市内の講演で、ホスト役のブラウン財務相に
視線を向けながら２つの金融街の関係をこう表現した。今年７月に就任したポールソン長官の前職は、
米投資銀行最大手、ゴールドマン・サックスの最高経営責任者（ＣＥＯ）。
ウォール街を知り尽くした政権唯一の経済閣僚である。
それだけに最近のシティの激しい追い上げには、強い焦りと危機感を抱えていた。
初の訪英で送ったメッセージは、ライバルへの挑戦状と言ってよい。


▼相対的な魅力低下
ニューヨーク市場は今年、新規株式公開（Ｉｎｉｔｉａｌ　Ｐｕｂｌｉｃ　Ｏｆｆｅｒｉｎｇ＝ＩＰＯ）でロンドンに追い抜かれた。

金融調査会社ディーロジック（本社ロンドン）の調査によると、今年１１月２９日現在の
ニューヨーク証券取引所と新興企業向け市場ナスダックの合計のＩＰＯは４０９億３２１０万ドル（１７２件）。
ロンドン証券取引所（ＬＳＥ）と新興企業向け市場ＡＩＭの合計は５０５億７２９０万ドル（２４７件）。
規模、件数ともにニューヨークを上回った。

ロンドンでは、海外の企業によるＩＰＯが全体の５割以上を占める。ニューヨークは２割程度。
成長企業がデビューを飾る舞台として、ニューヨークの魅力が相対的に低下しているためだ。
ポールソン氏の古巣を含めた米投資銀行もロンドン拠点の増強に走る。
　
先月２０日、ナスダックはＬＳＥに対して、２７億ポンド（６０００億円）の買収を提案した。
ナスダックが大西洋をまたいでの統合を模索するのは、規模の拡大でコストを下げ、
より多くの上場企業を取り込もうという生き残り戦略だ。
が、「われわれの価値と将来性を過小評価している」（ＬＳＥのファーズ最高経営責任者）
と突っぱねられた。ロンドン市場の自信のほどがうかがえる。

(続きます)

これのどこが速報なんだ？

▼求められる規制緩和

ニューヨークとロンドンの差は何か。ひとつは、市場規制の哲学だろう。
　
英国は２０年前、ビッグバン（金融大改革）で大がかりな規制撤廃を断行。企業と監督当局の相互信頼に基づいて、
規制はゆるやかで行政指導を中心とする「原則主義」を取る。
　
逆に米国は、企業に対して事細かな規制を定め、違反には厳罰を課す「ルール主義」だ。エンロンやワールドコムなど
一連の企業会計スキャンダルで失墜した証券市場の信頼回復を図るため、２００２年には「サーベンス・オクスレー法」が成立。
同法第４０４条は、外部の独立した監査人による会計監視委員会設置、財務報告強化、
経営責任の明確化などを上場・公開企業に義務づけている。企業不正には重い刑事罰も課す。

ポールソン長官は、ナスダックがＬＳＥに振られた日、ニューヨークで金融関係者を前に、
「米国資本市場の国際競争力が相対的に低下している」と警告。同法の厳格な規制が
外国企業に敬遠されるようになった理由と指摘した。
　
ニューヨークで公開した外国企業からは「今公開するならば、他の場所を選んでいる」（ロシア系ＩＴ企業首脳）という声も漏れる。
実際、同法施行後、外国企業による米国市場のＩＰＯは減少している。グローバリゼーションの恩恵で、企業は、
より使い勝手のいい市場に流れていく。株式非公開化に踏み切る米国企業の数も過去最高だという。(中略)

「規制にはバランスが必要。他国のノウハウにも学ぶ必要がある」。ポールソン長官はこうも言明。公開企業の負担を軽くするため、
英国流を取り入れる考えを表明。長官の指名を受けたグレン・ハバード大統領経済諮問委員会（ＣＥＡ）元委員長主宰の有識者委員会が、
大胆な規制緩和を求める報告をまとめた。
　
しのぎを削る２大金融街。そのすぐ後には、アジアの新興企業を飲み込む香港市場が控えている。

東京が４番手に甘んじていていいわけがない。（渡辺浩生）

ソース：
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/finance/30212/

私をよろしくお願いします。

いやいや、コスダックこそ最強ニダ。

東京ｗｗｗｗ

江戸に名前を戻せ

>>7
商取引の中心地は大阪だろうが。

>>8
大坂な。

3番手ってどこ？

あれ、東京を入れて三大金融街じゃなかったっけｗｗｗ

>>10
香港。>>1をもっとよく読め

大阪の会社が競って本社を東京に移転させた時点で役目は終わっているだろ。

江戸は、江戸？ｗｗｗ

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