高崎市都市計画審議会は1日、高崎城の堀で囲まれた高崎城址(じょうし)地区の建物用途
などを規制する地区計画をまとめた。同市の行政・文化のシンボル地区としてマンションや
店舗、工場などの設置を禁止するほか、建物の敷地面積は3000平方メートル以上に制限する。
同地区には高崎市役所や群馬音楽センターなどの行政・文化施設が多く、現在は商業地区
に指定されているため性風俗営業を含めた店舗や工場などの建設が可能な状態にある。
高崎市は地区計画によって建物の用途を制限し、行政・文化機能を中心とした街づくりを
進める方針だ。
ゆとりある都市空間を創出するため、80%の建ぺい率を50%に下げて、建物周囲の空き地を
広く確保する。景観保全を目的に広告の形状に条件を加えるほか、建物の色彩は落ち着いた
色に制限する。
市議会の承認を得て来年4月の施行を予定する。同市は高崎駅東口周辺についても地区計画
を策定。容積率を緩和してオフィスビルなどを誘致し、ビジネス街としての活性化を目指して
いる。
▽News Source NIKKEI NET 2006年12月02日
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20061201c3b0105601.html ▽高崎市都市計画課
http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/toshikeikaku/index.htm