東芝、日立製作所、富士通、松下電器産業、三菱電機の電機5社は、
家電4製品の環境効率改善指標「ファクターX」について、標準化ガイドラインを制定した。
対象となるのは、エアコン、冷蔵庫、ランプ、照明器具。
これまで、ファクターXについては、各社各様の表示形式や算出方法があり、
算出の基礎となるデータなどについても公開に限度があるため、
消費者にとってわかりにくいという欠点があった。
そのため、今回製品のライフサイクル全体における温室効果ガスの排出量について、
一定の条件のもとで指標算出方式などを統一するガイドラインを制定したもの。
製品の環境効率は、「基本性能」×「標準使用期間」を
「ライフサイクル全体における温室効果ガスの排出量」で除したもの。
評価の対象となる同種の製品の基準年度は、当面2000年度としている。
今後は、パソコンや携帯電話など、適用製品の拡大や、技術的課題の解決を図る。
将来的には、グローバルスタンダード化に向けた活動を行う予定という。
http://www.nikkeibp.co.jp/news/eco06q4/519306/