政府は24日、韓国の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたとして、
韓国産の鶏肉など家禽(かきん)肉の輸入を一時停止した。
野鳥が海を渡ってウイルスを運び込むリスクがあるため、農林水産省は、国内の
養鶏場でも野鳥の侵入防止などの防疫対策を徹底するよう都道府県を通じて通知した。
韓国が各地の養鶏場の消毒など、すべての防疫措置を済ませた後90日間以上、発生が
なければ輸入が再開されることになる。
政府はすでに23日から、全国の国際空港や港湾などの動物検疫所で、韓国産の家禽肉の
輸入を保留し、韓国からの入国者の靴底の消毒などの防疫措置を進めていたところ、
韓国政府が鳥インフルエンザの発生を正式通知してきた。
農水省によると、韓国産の家禽肉(加工品を含む)の2005年の輸入量は1497トンで
全輸入量の0・2%だった。海外では最近、鳥インフルエンザの発生により、ハンガリー産の
家禽肉が6月から11月まで輸入停止されている。
▽News Source YOMIURI ONLINE(2006年11月24日19時22分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20061124it11.htm ▽Press Release
http://www.maff.go.jp/www/press/2006/20061124press_4.html