【ネット】マイクロソフト、Googleの電子メールサービス「Gmail」をウイルスと誤認識[06/11/14]

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1窓際店長見習φφφ ★
 Googleの電子メールサービス「Gmail」の人気はウイルス的かもしれないが、実際Gmailは
ウイルスではない。だが、Microsoftの場合、そうではなかったようだ。

 先週後半から日曜日夜まで、Microsoftのセキュリティソフトウェア「Windows Live
OneCare」は、Gmailを脅威として誤認していた。OneCareユーザーがGmailのウェブサイト
を開くと、ポップアップウインドウが表示され、ユーザーのシステムが「BAT/BWG.A.」ウイ
ルスに感染したという警告を発していた。

 Microsoftの関係者は米国時間11月13日、「これは、われわれのウイルス対策保護に
限定的に生じた誤認識問題だ」と説明している。「Microsoftではこの問題を認識した後、
日曜夜には新しいウイルス定義ファイルをリリースし、問題を解決している」と同関係者は
続ける。

 Microsoftによると、この問題は、先週GoogleがGmailのウェブサイトに変更を加えた後に
生じたという。Microsoftでは今後このような誤認識の発生を最小限に抑えるため、自社の
手続きやプロセスを見直しているところだ、と関係者は述べている。

 Googleにコメントを求めたが、現時点でコメントは得られていない。

 セキュリティソフトウェアでは、誤認識が時々起こる。たとえば、McAfeeのセキュリティ
ツールも2006年に入ってから、Microsoftの「Excel」など、ユーザーがPC上で利用する
複数のソフトウェアをウイルスとして誤認した。また、Symantecも2006年夏、英国国教会の
ソフトウェアプログラムをスパイウェアと誤認識したことがある。

 Windows Live OneCareは、Microsoftが提供する初めての一般消費者向けウイルス対策
製品として、2006年5月にリリースされたものだ。今回のGmail誤認識問題のほかにも、
同製品は過去に問題を起こしている。OneCareはベータテスト期間中、Absolute Software
の「Computrace LoJack」を無効にしたことがあった。Computrace LoJackは、紛失したり
盗難に遭ったりしたノートPCを取り戻すのに役立つ自動追尾装置のような機能を持つ
アプリケーションだ。

http://japan.zdnet.com/news/sec/story/0,2000056194,20314687,00.htm