徳島市が整備を進めていた市総合動植物公園の「林間体験ゾーン」が完成、総面積
59ヘクタールを誇る四国最大級の公園の全面開園式が28日、行われた。用地買収が
スタートしたのは1993年。動物園と植物園はすでに開園しており、13年がかりの
整備となった。植物園の芝生広場で開かれた式典では原秀樹市長と地元の子ども
たちが市の木「ホルトノキ」を記念植樹し、完成を祝った。
市立動物園は、市中心部の中徳島町にあったが手狭になったため、隣接の公園と
合わせて、同市方上町と渋野町にまたがる丘陵地への移転計画が持ち上がり、98年に
「とくしま動物園」、2002年に「とくしま植物園」がそれぞれオープンした。
今回、整備された林間体験ゾーンは、植物園の北約30ヘクタールの丘で、高低差
約70メートル。クラフト教室などを開催できる屋根付きの「森の休憩所」やアジサイ
約380株を植えた遊歩道の「アジサイ小道」、動物園のホッキョクグマなどを観察
できる「出会い小道」などがある。
完成したばかりの遊歩道を歩いていた徳島市内の60歳代の主婦は「とても静かで
いいところですね。また来たいです」と話していた。市は「晴れていれば、太平洋まで
見渡すことができます。新しくなった公園にぜひ来てください」と呼びかけている。
▽News Source YOMIURI ONLINE(2006年10月29日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news001.htm ▽徳島市総合動植物公園
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/koen_ryokuchi/shokubutuen/index.html