「テレビのネット化」で深まる家電メーカーと放送局の溝
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20061201/255550/ > 松下電器産業やソニーなど,名だたる大手家電メーカーがある構想を
> 着々と実行に移している。日本に出回っているほとんどのテレビ受像機を
> ネットに対応させて,インターネットの入り口に変えてしまおうという
> 壮大な計画だ。
> (略)
> そんな家電業界の動きを警戒する人たちがいる。テレビ局関係者だ。
> テレビ業界にとって,テレビ画面は商売の最前線である。テレビ画面
> にCMを映し出すことで,スポンサーから広告料をもらっている。その
> ためテレビ局には,「テレビ画面はオレたちの縄張りだ」という強い
> 意識がある。
> 複数のテレビ番組を画面映し出すだけの機能にも敏感に反応するテレビ
> 局関係者が,インターネットなどという“よそ者”のコンテンツまで映し出す
> 機能など,容認できるはずもない。
> (略)
> それでも、家電メーカー各社がテレビ業界の反感を買ってまでネット
> 対応テレビの開発に力を入れるのは,単にテレビ受像機市場を拡大したい
> という理由だけにとどまらない。実は,テレビ受像機市場を拡大することで,
> 敵の侵入を防ぐというさらに大きな目的がある。
> 敵とは,米国のIT企業のことだ。