【知的財産】「ローマの休日」などの廉価版DVD著作権裁判:販売差し止めの仮処分取り下げ…米パラマウント社 [06/10/11]

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1明鏡止水φ ★
 「ローマの休日」(53年公開)などの廉価版DVDについて、米国の映画会社「パラマウント・
ピクチャーズ・コーポレーション」は10日、販売会社に製造・販売の差し止めを求めた仮処分
申請を取り下げた。東京地裁が7月に廉価版の販売を認める決定を出し、パラマウント側は
知財高裁に抗告していたが、同種裁判で「敗訴」が続いたことで、法廷闘争から「一時退却」した。

 7月の地裁決定は、映画の著作権保護期間を50年から70年に延長した改正著作権法について
「施行日の04年1月1日時点で著作権が残っている(54年以降の)映画のみに適用される」と指摘。
「53年作品の保護期間は03年末で満了し、改正法は適用されない」と判断した。「12月31日
午後12時と1月1日午前0時は同時のため、53年作品には改正法が適用される」との文化庁の見解
についても「著作権法の保護期間は年単位。文化庁の見解は法的に誤っている」と指摘していた。

 同じ53年公開の「シェーン」の廉価版DVDを巡りパラマウント社などが販売業者に賠償などを
求めた別の訴訟でも、東京地裁は6日、訴えを退ける判決を言い渡していた。【高倉友彰】

 パラマウント・ピクチャーズ・コーポレーションの話 取り下げることで「負け続ける」
リスクを回避したが、地裁決定を受け入れたのではなく、次の戦略検討のため。現在、他社が
チャプリンの版権を争っているので、その経緯も見守りたい。


▽News Source MSN-Mainichi INTERACTIVE 毎日新聞 2006年10月11日3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061011k0000m040147000c.html
▽著作権(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9
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