【資源開発】官民で石油代替燃料開発へ、「メタンハイドレート」産出に日本近海で着手…2009年度から [06/10/11]

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86名刺は切らしておりまして
346 :オーバーテクナナシー:2006/10/05(木) 13:45:29 ID:zyte9OWn
     ごみから石油を作る

今年5月号のディスカバー・マガジン(http://www.discover.com/current_issue/)に
「何でも石油に」という記事が出ています。熱分解工程(Thermal Depolymerization
Process)TDPというもので、地球で生物が地下深く埋まり地熱で石油と変化する工程を
人工的に再現するだけの事なのですが、20気圧の圧力と300度の熱で殆どどんな
炭水化物でも石油とガスと水に変換されます。材料は食用動物の内臓、プラスチック廃材、
人間や動物の排泄物、汚泥、農産物の廃物、生ゴミ、等およそ炭水化物なら何でもよいの
です。100キロの炭水化物から大体20キロの石油、4キロのガス、4キロの鉱物、
70キロの水が取れるそうです。この工程に必要なエネルギーは産出した石油エネルギーの
15%位だそうで、石油の製造費用は1バーレル当たり8−12ドルという事ですから、
地球から石油を取り出すより安い事になります。

日本でもこのTDPを使えばほぼ完全なエネルギーの自給自足と資源回収が可能になるわけです。
アメリカで未だ最初のプラントが出来たばかりですが、日本政府は総力を挙げてこの事業に
取り組むべきです。実用化するまで5年、各市町村にプラントを建設しエネルギー自給自足を
達成するのにもう5年というのは達成可能な目標です。この新事業だけでも景気回復にかなり
の効果があるでしょう。皆さん、政府に直ぐに取り組むように働きかけて下さい。
87名刺は切らしておりまして:2006/10/11(水) 20:02:52 ID:a+Raodxq
347 :オーバーテクナナシー:2006/10/05(木) 13:46:27 ID:zyte9OWn
引用した記事に日本から送られてきた廃棄物が問題なく処理できたとあり、この廃棄物には
PVC、木、ファイバーグラス、金属、等も入っています。 日本の一般廃棄物は約5000万
トン、産業廃棄物は約4億5000万トンですから、合計5億トンとして約1億トンの石油
(原油ではなく軽油に相当する)が取れることになります。日本の精製した石油消費量は約
2億5000万トンですから、足りない分は農業廃棄物とか成長力の非常に強い雑草とか水
草類の栽培で補えばよいのです。

TDPの凄いところは今まで燃料として使い物にならなかった泥炭とかタールでも分解して
C18以下の軽油にしてしまう事です。石油産業は高温高圧で触媒を使いクラッキング法で
原油の高重合体を分解するから沢山タールが残ってしまうのです。記事に載っている例を
書きますと、
100キロのプラスチックボトル:石油70キロ、ガス16キロ、炭素5キロ、水8キロ
100キロの都市ゴミ:石油26キロ、ガス9キロ、炭素と鉱物8キロ、水57キロ
100キロのタイヤ:石油44キロ、ガス10キロ、炭素と鉱物42キロ、水4キロ
100キロの重油やタール:石油74キロ、ガス17キロ、炭素9キロ
100キロの医療廃棄物:石油65キロ、ガス10キロ、炭素と鉱物5キロ、水20キロ

医療廃棄物には沢山のプラスチックが使われているので石油が沢山取れるのです。又高熱
で処理されるので黴菌やウイルスに心配する必要がありません。TDPが普及すればゴミの値段
が上がりゴミを焼却するという勿体ない事は誰もやらなくなり、埋め立て地も要らなくなり、
古タイヤを北朝鮮に呉れてやる事もなくなります。