農林水産省は6日、日本フーズデリカ(名古屋市)の東四国工場(香川県木田郡三木町)が製造した
「会津コシヒカリ」「富山産コシヒカリ」と表示した銘柄米おにぎりの一部に、別の米が混入していた
として、不適正表示で同社に日本農林規格(JAS)法に基づく是正を指示、11月7日までに改善内容を
提出するよう求めた。同工場は香川、徳島県内のコンビニエンスストア向けにおにぎりなどの
調理食品を製造、納入している。
同省によると、農林水産消費技術センター(東京)が6月に実施した買い上げ検査のDNA分析で、
同工場製造の「富山産コシヒカリ」と表示したおにぎりからコシヒカリ以外の品種の混入が判明。
同センターと中国四国農政局が8月から調査した結果、2005年3月から納入先が指定した銘柄米を
十分保有していたにもかかわらず、適切な管理を怠り、指定された銘柄米の炊飯米が不足すると、
指定外の炊飯米を転用していたことを確認した。
同工場は6月からの約2カ月間に約113万個のおにぎりを製造、うち銘柄米おにぎりは約3万6000個
だった。国の調査では、同期間の全銘柄米おにぎりの約3割で混入していたとみている。
日本フーズデリカの小池四郎社長は「調査を受けた直後、早急に全製造ラインを見直し、チェック
体制を厳格化した。消費者や取引先企業に大変迷惑をかけてしまい、おわび申し上げる。
信頼回復に向けて、再発防止策の徹底に努めていく」と話している。
▽News Source SHIKOKU NEWS 四国新聞 2006年10月07日09時25分
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20061007000129 ▽Press Release
www.maff.go.jp/www/press/2006/20061006press_5.html
▽富士でりかぐるーぷ本社
http://www.f-delica-g.co.jp/honsya_group.htm