【農業】肥料原料・リン鉱石高騰 農業生産、打撃も[06/10/05]
1 :
おーよφ ★:
リン鉱石の価格が上がり続け、農業関係者が気をもんでいる。というのもリン鉱石は肥料の3大栄養素のひとつ、
リン酸の原料。農産物の生産には欠かせないが、100%輸入に頼っているからだ。あと数十年で枯渇するとも
指摘されるが−−。【小島正美】
■輸入が頼り
肥料の3大栄養素は窒素、リン酸、カリ。この3要素がなければ作物が育たない。リン酸は土の中などにも微量に
含まれるが、それだけでは作物の生産は維持できず、ほとんどの農家で肥料を使う。リン酸の最大の供給源は
日本には存在しないリン鉱石だ。
その最大の輸入先、中国産の輸入価格が上がり続けている。昨年1月の1トン当たり約9000円から1年で
約1万3000円に、さらに今夏から再び値上がりしているのだ。輸入している全国農業協同組合連合会肥料
農薬部の末原宗紀課長は「8年前の悪夢と似てきた」と苦慮する。
日本では輸入したリン鉱石をリン酸肥料に加工してきた。戦後の最大の輸入先は米国だったが、鉱脈が枯渇し始め、
米国は98年に輸出をやめた。ピークの84年の米国からの輸入量は年間約140万トンあったが、一挙にゼロに。
日本の肥料メーカーは中国やヨルダン、モロッコなどに輸入先を求めた。最近のリン鉱石輸入は年間80万トン程度。
鉱石が減った分は半製品のリン安(アン)やリン酸肥料そのものの形で輸入している。
■枯渇の恐れ
だが、中国でも資源保護の動きが出てきた。また、インドなどでも使用量が増え、世界的にリン酸肥料の価格が
上昇傾向にある。さらに枯渇の危機も。肥料メーカーで組織する日本肥料アンモニア協会(東京都)によると
南太平洋の島々のリン資源は、70年代までにほぼ枯渇した。現在、世界で採掘可能なリン鉱石の埋蔵量は
約500億トンで、最近の年間平均生産量は1億5000万トン前後。枯渇まで、約50〜300年と言われる。
同協会の成田義貞事務局長は「リン資源が世界的にひっ迫したら、価格が急騰し、食糧生産に大打撃となる」と
危機感を強める。そう、石油ショックならぬ「リンショック」もありえるのだ。
>>2に続く
http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/shiritai/news/20061005dde001040069000c.html
2 :
おーよφ ★:2006/10/06(金) 22:11:49 ID:???
>>1の続き
■リサイクルを
この事態を打開するために期待されているのが、リンのリサイクルだ。
現在、リンの大半は再利用されず、最終的に川や湖、海に行き着く。これを下水処理場や家畜飼育場の排水で
回収するルートが考えられている。
ただ、課題はコスト。回収技術の研究で知られる早稲田大理工学部の常田聡助教授(化学工業)は「技術は
既にあるが、コストは輸入価格の10倍前後。今のうちに、回収したリンを政府が買い上げて流通させる体制などを
考えるべきだ」と早めの防衛策を提起している。
毎日新聞 2006年10月5日 東京夕刊
3 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:12:29 ID:kSfAU3o1
連絡取れなくなった国…どこだったけ?
忘れた
リンは深海水に無尽蔵といっていいほど含まれてる。
これを回収する技術開発が不可欠。
5 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:20:09 ID:SEKhfuPQ
てっとり速いので糞尿だな。
水洗やめて汲み取り(薬剤使用不可)にしてやって、バキュームカーで回収すればよい。
6 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:20:28 ID:kc+D9mz1
下水汚泥ビジネスが流行る予感!
皇居やヒルズの下水は高値で取引されるぞ!今すぐ買い占めるんだ↓
7 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:22:30 ID:5GJQyTBN
雑草なんかリン使わなくてもすげー成長するけどなあ
まあ、形や色が悪くても構わない自家栽培だと
肥料やらなくても結構育つ
でも、それじゃあJAが儲からんわなあ、肥料やらないと駄目ってことにしないとw
各家庭や飲食・食品工場に処理機を置いて、
回収するとかしないと駄目かも名。
9 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:24:31 ID:V3DzIUwE
農家は化学肥料に見切りをつけるべきだな。
魚類系有機肥料ならイッツオールライト!
農薬も減らせるしトータルコストは安い!
とおもうよw
10 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:28:13 ID:kc+D9mz1
>>3 ナウル。今は「いかに努力をせずに暮らすか」って事に努力してる。
当然、うまくいくわけもなく。
12 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:33:58 ID:zfF4muea
日本もね昔はリンが取れたんだけど枯渇しちゃったんだよな。
13 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:35:21 ID:V3DzIUwE
犬山り(ry
>>7 農業は土地から作物を外に運びだすんだから
そのぶん土地に補充しなきゃ継続不可能。
雑草だってひたすら刈り取りまくれば最後には育たなくなる。
15 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:38:46 ID:f2YqI/Tz
>>5 全くその通り。
日本は燐を入れすぎ。
富栄養化が問題だったんだから、これを回収するくらいで丁度いい。
環境負荷も減って一石二鳥。
ウンコをそのまま撒くのは困るので、旧来の肥溜めによる以外の
完熟堆肥化の道筋をつけるか、または燐だけ下水処理の過程で回収できるだろう。
金と時間の投資は必要になるが、左程問題ない。
16 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:38:50 ID:g7YH2MP5
青木り(ry
元は鳥の糞、そのまた元は植物プランクトンなんだから
風力か波力を使った深層水汲み上げブイでも海に浮かべりゃいいんでないか
>>15 まぁ問題はそのウンコをつくってる食料・飼料がほとんど海外から入ってるってことだな。
世界的にリンが足りなくなれば輸入する食料・飼料自体が足りなくなる。
下水処理場ではリンがありすぎて困ってる。回収方法はあるがコスト高。
仕方ないのでそのまま放流が現状。
国が補助金を出して回収させるしかないね。
20 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:47:36 ID:/sPVvpYR
>>枯渇まで、約50〜300年
最短の場合でも全然心配ないじゃん。
30年前は洗剤にも入ってました
沖縄の南北大東島では第2次大戦前まで、硫黄鳥島では1965〜6年までリン鉱石と硫黄を掘っていた。
国内にないわけではない。採算が取れないだけ。
>>17 深海からの湧昇流をつくる人工バンクは
魚も増えるしCO2は減るし海流発電すれば電気も作れるしでいいことたくさんなのだが
安くつくる方法ないかね。
24 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 22:58:26 ID:8SHyr0Jg
小便でいいんだよ
いずれ化学肥料から堆肥などの有機肥料に回帰せざるをえなくなる。
農薬や除草剤ももっと減らしていって、美味い野菜や果実を生産していってほしい。
多少割高でも不恰好でも美味けりゃ許せる。
26 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 23:00:51 ID:SEKhfuPQ
深海からメタンハイドレイドを採取するついでに取れないものか?
27 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 23:08:05 ID:f2YqI/Tz
>>18 以前、仕事で廃材の飼料化と堆肥化ってのを調べてたんだが、
食料が輸入に頼っているだけに、燐過剰なんだよね日本は。
いや、とある畜産試験場の研究員がそう言っていたんだがね。
>>19いよいよ、となれば低コスト回収の開発に金を出してくれるさ。
>>25 本当にリサイクルを始めたときに心配なのが、
有害物質の生物濃縮。
28 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 23:08:52 ID:PwFq0Ef2
そりゃ、海水から採れることは採れるがコストがねえ。
海水からウランだって採れるし、レアメタルもとれる。
結局はコスト。
政府が補助金だせば解決する話だね、今から技術を磨いておいたほうがいいよ
記事によるとリンは枯渇するらしいし。
しかし日本は国家戦略がまったく無いからね、はっきり言って
ゴミのような公務員、官僚がただ国に寄生しているだけだからな。
各家庭から生ゴミを材料に有機リンとかできる仕組みが
自治体ぐるみでできればいいんだがな
30 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 23:11:24 ID:TeDZOi5Q
ラサ島…っていうか、沖大東島に行けばまだ採掘できるかな?
しかし、鳥の糞も尽きたかいな。
31 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 23:24:23 ID:TeDZOi5Q
>>30 wikipediaにはまだ300万トン残存してるらしいとはあるけど、今は米軍のものみたいだしなぁ。
まぁ、それは別にしても輸入できる間は輸入した方がいいよ。国内のを使うのは最後の手段。
33 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 23:29:24 ID:GDWLY2hv
釣りですか?
34 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 23:33:26 ID:dWrBM9Kt
火葬した骨の残骨からリンを抽出することも検討されている。
東博だとロストル式なので主要な骨以外はゴミ扱い。
人骨なら人類がある限り存在する無尽蔵な資源だ。
35 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 23:36:35 ID:mDvfoCqy
そうだ!困った時は
ヶ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!
36 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 23:39:24 ID:6t8Gi9P8
>>7 リン酸は花や実をならせるのに必要なんだよ。
雑草みたいな葉っぱを生育させるのに必要なのは窒素。
37 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 23:45:54 ID:bvGX+Z7p
そう言えばリン鉱石があったばかりに怠け者になって、リンが枯渇して破綻したナウルとかいう馬鹿国家があったな
38 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/06(金) 23:54:44 ID:PwFq0Ef2
>>37 ググったら、破綻してねえじゃん
シナと断行して台湾と国交のある進んだ国らしいが。
どんどんそういう良識的な国は援助してやりなさい。
つか、モノカルチャーの国なんていくらでもあるじゃん。
40 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/07(土) 00:35:16 ID:sAbkK3Mw
>>38 お前は一体何をググったんだ?
あの国はリンが尽きてからというもの、マネーロンダリングに手を出すは、
日本人にホテルを経営させて、その利益で遊んで暮らそうとするは、
国民全員が、今まで働いた事が無いから停電になってもずっと治せないは、
経済援助目的で台湾・中国と交互に断交と正常化を繰り返すは、、
ロクデナシの王様みたいな国だぞ。ナウルは。
大局的に見れば人類全体がナウルみたいなもんだけどな。
有限な資源を食いつぶしながら繁栄してる。
持続可能な社会に変えていかないとそのうち破綻するぜ。
>>14 ところがある条件を満たすと特別なことをしなくても勝手に補充されるのですよ。
>>42 kwsk
窒素は空気から固定すればいいとして
リンやカリウムは外からもってこないと無理とおもうが。
44 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/07(土) 04:14:24 ID:Pa3wfsP3
>日本には存在しないリン鉱石だ。
南大東島にあるだろ
45 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/07(土) 12:31:07 ID:P6UNBgUO
海水から効率よくとれる方法を開発したほうがいいな
それか、川の水からとるとか、川の水には相当含まれているだろ
46 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/07(土) 12:44:53 ID:74vqMjvm
農協がし尿処理ビジネスに参入すればいい。
47 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/07(土) 13:02:17 ID:b9HMCloX
浄化槽方式にして汲み取ればいいだろ?
サカナの頭や骨をかき集めたら何とかならんか
49 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/07(土) 15:10:23 ID:74vqMjvm
液体窒素のメーカーが空気中の窒素を原料にしないように、
リンもそこらに散らばっているが密度が低すぎてペイしないということなんだろうな。
密度の低いものを高くしてリサイクルする技術が足りない。
石油より先にリン鉱石が枯渇するとか言われてたよな。
まあとにかくリン酸肥料がなくなりゃ現代型農業は壊滅ですな
>>17 >>30 ムクドリその他の糞害に悩んでる商店街に朗報かも。
って、田畑に直接ぽったんすると発酵熱であかんかな?
バッサーに刺されちゃうかも知れんけど、特定外来生物な魚とかを肥料にするっ
てのはダメ?
>>36 少し語弊があるよな希ガス。
リン酸は成長期と無関係に必須だよね。
農作物だって、ATP(アデノシン三リン酸:C10H16N5O13P3)でエネルギーを
保存・利用してるんだし。
花や実が着く時期には、葉っぱや茎が伸びてる時期よりも、「リン酸/窒素
の比率をあげる」のがミソなんじゃなかったけ。
52 :
名刺は切らしておりまして:2006/10/17(火) 08:11:02 ID:Hpc8/vYe
海で海草を繁茂させることによって海水中のリンを回収したらどうだろう
魚の育成場としても一石二鳥だと思うが
53 :
名刺は切らしておりまして:
>>37 ナウルといえば糖尿病の国になっちまったんだな。