日産自動車は9月29日、新型のHDDナビゲーションシステムを発売し、あわせて同社の携帯電話を利用した
テレマティクス「カーウイングス」にインターネットを利用した新サービスを開始すると発表した。
新型カーナビは秋に販売開始予定の新型スカイラインに採用されており、発売と同時にカーウイングスの
新サービスも開始される。
新型のナビはリアルタイム交通情報を元に2時間先までの交通状況を予測することでルート検索精度
を向上させたほか、タッチパネルモニターも解像度をWVGAに向上させることで認識性も高めている。
30GバイトのHDDを搭載し、CDから録音した音楽ライブラリから「明るい曲」「癒される曲」などといった
雰囲気にあわせた曲を自動で選び出す自動選曲機能も備えた。
地上デジタル放送(12セグ/1セグ)にも対応したほか(チューナー自体は別途オプション)、NTTドコモの
FOMA マルチコールに対応しており、ハンズフリー通話中であっても、データ受信が可能となっている。
カーウイングスにおいては新HDDカーナビに読み上げ対応のRSSリーダーを搭載することで、運転中でも
インターネットを経由して最新情報を取得、安全に得られるようになった。サービス開始時にはヤフー、
インクリメントP、ゼンリンデータコム、リビット、TOKYO FM、ソニーコミュニケーションネットワーク(ソネット)、
日産自動車の各社がRSSにて情報を提供する。
サービス会員の車両走行情報をカーウイングス情報センターで集約、その情報を編集・加工してVICSでは
カバーできないエリアの交通情報も提供するプローブ型情報配信も開始される。従来のプローブ型の弱点
といえるリアルタイム情報を補うために、「世界初」(同社)という「リアルタイム推定補完技術」を実用化、実装している。
また、エンジン始動時、自動的にカーウイングス情報センターから自動的に各種情報を取得する
「沿線情報自動ガイダンス」を実用化。運転の状況にあわせて施設やニュースなどを運転者へ提供する機能も備えた。
ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060929-00000086-zdn_lp-sci