[ニューヨーク 5日 ロイター]
関係筋によると、仏メディア大手ビベンディ<VIV.PA>は、
独メディア複合企業ベルテルスマン [BERT.UL]の音楽部門
BMGミュージック・パブリッシングを約16億ユーロ(21億ドル)で
買収することで合意に近づいている。
同関係筋は、合意が6日に発表されるとの見通しを示した。
実現すれば、ビベンディは、英EMIグループ<EMI.L>のミュージック・パブリッシングと
ワーナー/チャペルミュージックを抜いて世界最大の音楽会社となる。
BMGをめぐっては先週、別の関係筋の話として、買収提案が8月31日で締め切られ、
その後1週間から10日間、交渉を続けながら候補が絞り込まれる、と伝えられた。
ベルテルスマンは5日、コメントを差し控えた。
ベルテルスマンは、少数の自社株を買い戻す資金45億ユーロを手当てするため、
BMGミュージック・パブリッシングを売りに出した。
先週、複数の関係筋がロイターに語ったところによると、
ビベンディ傘下のユニバーサル・ミュージックのほか、
米メディア大手バイアコム< VIA.N>がプライベートエクイティーのアポロと組んで買収を提案したほか、
ワーナー・ミュージック・グループ<WMG.N>も締め切りまでに買収案を提出した。
また、4日には、ゴールドマン・サックス(GS)<GS.N>のプライベートエクイティー部門と
シカゴを本拠とするプライベートエクイティーのGTCRがそれぞれ買収提案を提出した、と伝えられている。
■ソース
@nifty:NEWS[ロイター:2006年09月06日 10時34分]
http://newsflash.nifty.com/news/tt/tt__reuters_JAPAN-227307.htm