ビール類の最需要期である夏を迎えてメーカー各社の工場はフル稼働
状態となっている。販売好調で一部の休日を返上して増産体制をとって
いる。サントリーのように事務部門の社員も休日返上で営業最前線の
量販店店頭に立った推奨販売するメーカーもある。
キリンビールは、ビール類の生産拠点11工場で「年初は土曜、日曜、
祝日は休日の予定だったが、一部の休日を返上して休日出勤して生産
増強している」(広報部)としている。第3のビール「のどごし〈生〉」のヒット
などで上期(1〜6月)の国内シェアでアサヒビールを抜き、5年ぶりに
上期シェアトップに返り咲いた勢いを加速させる。
アサヒビールは、例年7月、8月の2カ月はビール類の生産拠点9工場
は一部の土曜日を休日出勤日にしている。今年は、7月15日、22日、
29日、8月5日が休日出勤日でフル操業。梅雨明けの遅れと天候不順
で今のところは例年以上の増産体制はとっていないが、「猛暑になれば
さらに休日出勤を増やすなどで対応する」(広報部)考えだ。
第3のビール「ジョッキ生」などでサッポロビールを猛追するサントリーは、
6月〜7月は4工場で延べ10日間休日出勤する。さらに事務部門の社員
が7月の休日を交代で返上して量販店店頭での「ジョッキ生」などの推奨
販売を実施している。動員人数は延べ3000人だ。
一方、サッポロビールは、年初計画通り夏場は6工場ともフル生産だが、
「休日出勤などはしていない」という。
ソース(イザ!・ビジネスアイ)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/11832/ 写真
http://www.iza.ne.jp/images/news/20060723/3160_c350.jpg