建設業から農業へ新規参入した安芸市井ノ口、農業生産法人「ハッピーファーム」(萩野昭雄
代表)のハウスで、4月に栽培を始めた高糖度ミニトマトの収穫が最盛期を迎えた。建設業からの
農業参入は香南市の業者に次いで県内2番目で、トマト栽培は初の取り組み。萩野代表は「難しい
夏場を乗り越え、軌道に乗せたい」と意気込んでいる。
ハッピーファームは「萩野建設」(本社・安芸市)が昨年8月、公共事業の削減などを新たな事業
展開で切り抜けようと設立。1月まで社長だった萩野代表を含め3人が常勤し、農繁期は数人の
応援も得て栽培に取り組んでいる。
萩野代表の家族が経営する農園が営農を指導し、県安芸農業振興センターや市農林課も講習会
を開いて支援。農林水産省の補助を受け約50アールのハウスに約1万4500本の苗を植えた。
栽培には、区画ごとに責任者を定めるなど建設業のノウハウも導入。糖度も8度前後となり、
6月中旬から収穫を始めた。県内のスーパーのほか、関東地方に向けて出荷し、来年2月ごろまで
収穫するという。
萩野代表は「将来は12度と質の高いものを目指す」と話している。
▽News Source YOMIURI ONLINE(2006年7月9日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news001.htm ▽日本農業法人協会
http://www.hojin.or.jp/modules/008module/ .