「仕方なく買い続けた」 ニッポン放送株
村上ファンドのニッポン放送株売買をめぐる証券取引法違反疑惑で、
同放送株を一時大量取得したライブドアの前取締役宮内亮治被告(38)=同法違反罪で公判中=が東京地検特捜部の調べに
「村上ファンドがニッポン放送株の争奪戦から撤退し、ライブドアは仕方なく買い続けなければならなかった」と供述していることが3日、関係者の話で分かった。
ライブドアを争奪戦に誘い込みながら、同放送株を高値で売り抜けたとされる村上世彰氏(46)に対し、宮内被告らは戸惑いがあったとされる。
関係者によると、村上ファンドは昨年1月時点で、ニッポン放送株の18%超を保有する筆頭株主だったが、
村上氏がライブドア側に「一緒にやろう」と買い付けを持ち掛け、同社は2月8日までに同放送株の約35%を保有して新たな筆頭株主となった。
ところが、同月末までに村上ファンドはニッポン放送株の大半を高値で売り抜け、巨額の利益を得たとされる。
(共同)
(2006年06月03日 06時23分)
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006060301000049.html