日本IBM、入社2〜3年のIT社員を他部門の先輩が育成支援する新制度
2006年5月26日 15時3分
日本アイ・ビー・エム(IBM)は技術者の強化に向けて、入社2〜3年目のITエンジニアを対象に、メンター
制度の指導を6月1日より導入する。同社が5月26日に明らかにした。他部門の主任クラスの技術系社員
が指導者/助言者(メンター)としてサポートにあたる。
同制度では、新設する「IT Professionals Innovation Center(IPIC)」を通じて育成を支援する。新入社員
研修終了後の技術系社員は、現所属部門に籍を置きながら、IPICのメンバーとして業務を行う。経験豊富
な先輩社員がメンターとして付き、業務アドバイスを提供するほか、研修受講や社内認定試験を含む
キャリア計画作成を支援する。
当初は、2005年入社のサービス部門ITエンジニア約180人を対象とする。約60人のメンターがそれぞれ
3人を担当する。
同社は、「他部門の社員がメンターとなることで、より広い視点で育成を支援し、各社員の特性に合った
プロジェクトへの参画や受講の提案などが行える」と説明する。
なお、メンターとなる社員にはメンター研修を実施し、昇進における考慮要素の1つと位置づける。
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz06q2/504706/